プセウドエピプラティス属
クラウンキリーは独特の模様を持つ個性的な熱帯卵生メダカです。地域ごとに様々なバリエーションがありますが、一般に熱帯魚ショップで見られるクラウンキリーはそうしたバリエーションのうちごく一部です。目の周りがメタリックヴァイオレットに輝くような、より華やかで美しいタイプも特殊なルートで稀に流通しますが、価格は数十倍もします。大人しく協調性も良く、丈夫で飼いやすい種類です。人工飼料も良く食べてくれます。浮上性の細かいエサが適しています。
たいへん小さいため5リットル以上の水槽があれば十分に飼育が可能です。水温は観賞魚用のオートヒーターなどで26度くらいに保温します。繁殖をさせてみたい場合には稚魚が極めて小さいため、濾過器にはスポンジフィルターを用い、水草をたくさん植えて微生物が生息できる環境をつくり、ペアだけをじっくり飼育して自然繁殖を期待するのが良いでしょう。
学名:Pseudepiplatys annulatus
全長:30ミリ
分布:西アフリカ